ドラマ「わにとかげぎす」最終話

その夜、「ヤクザの車を盗み彼らに暴力を受けた
不良グループ」は富岡を逆恨みした。

必死に不良グループから逃げる富岡は、
今日で仕事を止める事を社に連絡する。

その頃、富岡に会いに彼の職場の控室に来た羽田は
室内が酷く荒らされているのを目撃する。

同じ頃、荷物をまとめた富岡は
「羽田さん、ごめんなさい」と言いながらマンションから去る。
羽田は富岡のケータイに「連絡が欲しい」と留守電を残す。

不良グループの一人が羽田を見つけた。
彼等の一人は富岡の彼女が羽田と知っていた、
彼は卑劣な手段に出る為、スマホで仲間に拡散する。

その頃、富岡は心の中で自分の事を
「いい歳して、子供達から逃げて、仕事まで失って」と嘆いていた。

富岡はマンションから離れた場所でラジオを聞きながら休んでいた。
本日のテーマは「プラシーボ効果」だ
富岡は「人なんて気持ち一つでどうにでもなる」というメッセージを聴く。

次の朝、羽田は玄関に挟まっている富岡からの手紙を読む。
「あの女性は本当に運動公園に止まってある車の
トランクの中に入っていた事。
そして推測だが、その車は毎晩来ていた
不良グループ(車泥棒)が置いて行ったものだと言う事。

彼女を助けた自分だが不良グループ(車泥棒)
が牙をむいて来たので、自分は何処かへ逃げるしかない。」と言う悲しい手紙だった。

その後、富岡は二人で買った「なぞかん」を思いだし、
飲み物の種類を望まずに買う。
そして「結局コーラしか出てこない」と言う。
自分の負の気持ちに押されていた。

羽田はその頃、富岡と過ごした思い出の公園で彼を探すのであった。
しかしそれを不良グループ(車泥棒)の1人に見つかってしまう。

彼はヤクザ店長の車を盗み、その事を見つかり彼等に暴行を受けた少年だった。
少年は富岡への逆恨みから羽田を追いかける。

しかし、少年に車がぶつかる。
彼にぶつかった車にはヤクザ店長が乗っていた。

そして、ヤクザ店長はぶつけた少年が持つ
富岡の微妙な似顔絵を見つける。

富岡は同じ頃、かつての同居人のおやじに偶然会う。
彼の行末を心配していた富岡は泣きながら無事を
喜ぶ。

そしておやじは
「自分が富岡にまだ恩返しができていない。
恩返しさせてほしい」その様に言うのであった。

富岡は彼女(羽田)と別れなきゃならない事を言う。
富岡と付き合っている彼女(羽田)を
「自分の様なおっさんが幸せにはできない。
自分と羽田が付き合う事を社会が許さない」
などと言う。

「彼女の方から別れを言いだされたのか?」と聞くおやじ。

すると富岡は「俺には彼女(羽田)を幸せにできないと思う。
だが彼女を不幸にする要素はある」と言った。

その富岡の意見に
「社会がどうとかではない!骨の髄まで惚れた女なら
(俺が幸せにする)と、ビシッと言ってやればいい!」
とおやじは明確に反対した。

富岡の運命が変わった瞬間だった。

その後、富岡は羽田に電話をかける
それを確認したおやじは

「あの時よりいい顔になったぜ!」と言い
何処かへ立ち去った。

そして彼のかけた電話に羽田が出た!
富岡と羽田は二人の思い出の公園で待ち合わせをした。
二人ともお互いに「伝えたい事」があるというのだ。

公園のベンチで羽田を待つ彼の元に、彼女は喜びながら走ってきた!
羽田は「自分は大きな賞を取れることに決定した!」と伝えた。
彼女は「その賞を取ると必ず本が出版できる」と言う。

「未来の作家羽田」を聞き富岡は

「夢をかなえた人間を、こんな無職のおっさんが幸せにできるはずがない」
と考えていた。
しかし羽田は「自分はやっと社会の一員になれた気がする。だから富岡を幸せにさせてほしい」と言った。

驚く富岡だが

彼女は「ごちゃごちゃ言わず。基本的にそれでいいですね」と言うのだった。

そして富岡も「じゃあその方向で」と承諾するのだった。

二人は住み慣れたあのマンションを引き払い
離れた町に引っ越し同居した。

富岡と羽田の同居暮らしが始まった。

それに連動するように羽田は凄い賞を取った!

その頃、羽田が何処かの町に消え
卑劣なストーカー男の運も尽きてゆく

「ストーカー男の借金返済をもう待てない」とヤクザが言い出す。

同じ頃、羽田は富岡とベッドインしていた
羽田は「もし富岡が私だけと付き合って結婚したら。
富岡は自分だけしか女性を知らない事になる。

それでも大丈夫なのか?もっといろいろな女性と
付き合ったりHな事をしてみたいと思わないか?」
と尋ねるのであった。

富岡は「僕が思います。と言ったらそれを許すのか?」と聞き返す。

そして誠実な富岡は、深い羽田への感謝の気持ちを述べるのであった。

羽田はその言葉を嬉しそうに聞く。

その夜、羽田のケータイが鳴る
ストーカー男からだった。
羽田は家の外に出て話す。

理不尽な男は、羽田が本を出版する事を知り
彼女に入る印税であの盗撮動画を買うよう
大声で恐喝する。

電話を終え家に戻った羽田。
しかし玄関付近で彼女の話を聞いていた富岡。

羽田は「明日の朝9時までに200万持って来い」と男に脅されている事を言う。

富岡は警察に言う事を勧めるが、
羽田はその事を拒否する。

富岡は警察に言わないならば、自分がそこに行って来ると言う。
羽田はその事も拒否する。

しかし富岡にとって羽田は掛け替えのない大切な人だった。
最愛の人が脅されていると言うのに何もしないなんて
我慢ならないという正常な思いを彼女に伝えるが、

「男が指定する駅前に行かないよう」
羽田は富岡に約束を求めてくるのだった。
仕方なく彼は承諾する。

翌朝、富岡はストーカー男が指定する駅前に向かう。
そして通り道にあるなぞかんを彼は買う。

今度は飲み物の種類を望み買うと、
望みの「コーヒー」が出た。

富岡は男が指定する駅前に行った。
駅前のコンビニで男を待っていたら
ストーカー男の彼女が来る。

富岡を見つけた彼女は
「ストーカー男と待ち合わせている事
DVDにある盗撮動画を自分が全て消した事
これから自分はストーカー男とやり直すから
警察には言わないでほしい。この事は忘れてもう帰ってほしい」と言った。

無茶苦茶な要求だったが、羽田も警察沙汰は望んでいないし、「羽田の盗撮動画は消去された」事を聞いた富岡は全身の力が抜けてその場に座り込んだ。

その頃、ストーカー男は海に浮いていた。
お金を回収する当てが消えた事に気が付いたヤクザ達が
彼を浮かべたのかもしれない。

富岡はそっと帰宅する。
リビングには羽田が待っていた。
「約束を破った。富岡は自分勝手だ。富岡を殴りたい」と怒り
「よけて下さい」と言いながら羽田は彼に抱きついた。
そして富岡も彼女を抱擁する。

それから富岡はGEOに勤務する。
ある朝、富岡が働くGEO付近で
彼とヤクザ店長がすれ違う。

彼は富岡の微妙な似顔絵と富岡を見比べた。
こんな時代だと言うのに彼の手掛かりは
写真やシャメではなく落書きのような似顔絵だった

彼は追跡放棄した。
面倒になったのかもしれない。

富岡はゴミ捨て場を見ながら
「羽田と会っていなかった自分」を
想像して彼女に感謝をした。

その朝家では、羽田が勤務を終え帰宅する富岡
を、執筆しながら待っていた。

彼女は「富岡のように自分の感情に正直な人間になりたい」と彼に憧れるのであった。

そして自宅付近に着いた富岡は我が家のベランダを眺める。そこには羽田がいる

「おかえりなさい!」「ただいま!」
お互い未来の家族へ、自分の無事を報告する。

二人の、「もう孤独ではない幸せ」は今始まった。

「わにとかげぎす 完」

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